公正証書遺言の証人になれる人・なれない人【費用の目安付き】

公正証書遺言は、遺言の内容が本人の意思をきちんと反映しているのかを確認する証人が2人必要です。

誰に頼めばいいのか、費用はどのくらいかかるのかが気になるところですよね。

遺言の内容を人に知られたくない人、なるべく費用を安く抑えたい人、証人を選ぶ上でそれぞれ要望があるかと思います。

ここでは、公正証書遺言の証人を誰に依頼をすればいいのか、費用の相場についてご説明します。ご自身の状況に合った証人を選びましょう。

1.公正証書遺言には証人が2人必要

公正証書遺言には証人が2人必要です。

法律では「証人2人以上の立会いがあること」と決められていますが実際は2人のことがほとんどです。

証人は、遺言が間違いなく本人のものであること、自分の意思によって正常な判断のもと作られていること、遺言の内容が本人の意思をきちんと表していることの証明に必要です。

後日争いになった際に、裁判で有効な遺言であることの証言を求められることがあります。

公正証書遺言の証人になれない人がどんな人なのか、法律によって決められています。その要件にあてはまらない人に依頼することになります。

2.公正証書遺言の証人になれない人

公正証書遺言の証人を選ぶ前に、まず証人になれない人(欠格者)を知っておきましょう。

欠格者の条件を知っておけば、それ以外が証人になれる人ということですから、自ずと誰に依頼すればいいのかが分かってきます。

公正証書遺言の証人になれないのは、下記3ついずれかに当てはまる人です。

① 未成年者

遺言の内容をきちんと把握する能力が無いということから、未成年者は公正証書遺言の証人になることができません。

② 推定される相続人、受遺者(財産をもらう人)、これらの配偶者および直系血族(祖父母・両親・子・孫など)

遺言者が将来亡くなったときに関係者になる人たちは公正証書遺言の証人になることができません。

利害関係の無い第三者が証人になる必要があります。

この条件に当てはまる身内はかなり広範囲になりますから、親戚はほとんど証人になれないと思って良いでしょう。

公正証書遺言 証人 家系図

この図は、あくまで相続人と受遺者が遺言をする人の配偶者と子の場合です。

推定相続人や受遺者がほかの人の場合には変わってきますから、誰が証人になれるのか不安な人は専門家にお問合せください。

 

③ 公証人の配偶者、四親等内の親族、書記および使用人

公証人の不正を防ぐ目的で、公証人と関係がある人も証人になることができません。

 

以上の3つが、公正証書遺言の証人になれない人です。

親戚に証人を頼もうとしている方は特に、②に該当しないか注意して証人を選びましょう。

3.【依頼先別】証人になってもらうときの費用

公正証書遺言の証人を選ぶ際、以下3つの依頼先が考えられます。

・ 行政書士や司法書士、弁護士などの士業

・ 公証人役場

・ 知人

それぞれの費用の目安を説明しますから、証人を選ぶときの参考にしてください。

3-1.行政書士や司法書士、弁護士に依頼する場合

一番安心して頼めるのが、行政書士・司法書士・弁護士などの士業です。守秘義務がありますから、遺言の内容を絶対に外に漏らしたくないという方におすすめです。

費用面では、遺言書作成とパック料金になっている場合が多いのですが、3つのなかでは割高です。

実際には遺言書作成と証人の費用込みで10万円~依頼を受けている事務所が多いので、一度見積りを出してもらうと良いと思います。

費用の目安:1人当たり1万円

3-2.公証人役場で紹介してもらう場合

頼める人がなかなか見つからないという場合には、公証役場で証人を紹介してもらうことができます。

費用は公証役場によって違いますから、事前に問い合わせてみると良いでしょう。

費用の目安:1人当たり6,000円~7,000円

3-3.信頼できる知人にお願いする場合

遺言の内容を知られても大丈夫な知人で、口が堅く内容を漏らすことがないだろうと信頼できる人が身近にいる場合には、その人に証人をお願いすることもできます。

こちらの費用に関しては絶対に払わなければいけないということではありません。

ただ、相場から考えた適当なお礼の金額としては下記のようになるでしょう。

費用の目安:1人当たり5,000円~1万円

 

上記のように、依頼先によって費用に差があります。他にも、証人が公証役場に行くときの交通費も別途かかります。

4.まとめ

公正証書遺言の証人は未成年者と利害関係者を除く2人を選びましょう。

遺言の内容が外に漏れてしまうと、身内の間で揉め事に発展してしまうかもしれません。きちんとした人に頼んでおけば万が一裁判になったときにも証人として安心です。

公正証書遺言は行政書士や司法書士、弁護士などの専門家に作成してもらう人が多いかと思いますので、依頼するときにいくらなのか見積りを出してもらうと良いでしょう。

法的に有効な遺言を作成するため、しっかりとした証人を選んでください。

東京・神奈川・埼玉・千葉の15拠点で無料相談
まずはフリーダイヤルでお問い合わせください。

フリーダイアル

(平 日)9時00分~18時00分 (土 曜)9時00分~18時00分
(日・祝)10時00分~17時00分 ※一部例外日あり

相続税申告が必要か分からない方でも無料相談!

相続税申告相談プラザでは、 相続税がかかるのか分からない場合でも初回の無料相談から 対応させていただきます。

  • 不動産の評価、金融資産の評価が分からない。
  • 相続税がかからないと思うが、 ギリギリなので確認しておきたい。
  • 相続税の知識がなく、 相談していいかも迷っている。

相談する前に知っておきたい、相続税申告相談プラザ5つの強み

1:初回の無料相談は、完全に無料で対応しています!

なにをどこから手をつけたら良いか、分からない段階から、相談料などの費用が掛かってしまうと、安心して相談する事もできませんね。当法人では、完全に無料相談から相続税申告のサポートをさせていただいております。

無料相談では、「相続税申告が必要かどうか」「相続税が掛かる場合、概算でいくらか」「依頼する場合には、どれぐらいの期間・報酬・実費が掛かりそうか」など、お客様が気になるところを予めきちんとお伝えさせていただきます。

2:非常に柔軟な相談対応が可能です!

無料相談は、平日(9時~18時)に限らず 土曜日(9時~18時)日曜日(10時~17時)も対応しております。 ご相談は事前予約制となっておりますので まずはお電話または予約フォームにてお問合せください。お客様の利便性を重視して柔軟な相談対応をいたします。

また、ご依頼をいただいた後も、一般的な事務所とは異なり、お客様のご都合に合わせて、きちんと対応できる担当者をセットさせていただきます。お気軽にご相談ください。

3:全15拠点で、無料相談を行っております!

当法人の強みは、東京に4拠点(丸の内、新宿、池袋、町田)、神奈川に7拠点、埼玉に2拠点、千葉に1拠点の全15拠点で、お客様対応が可能です。お近くの拠点にてご相談ください。

4:徹底した相続税申告相談プラザ品質で対応します!

当法人の担当者×税理士×国税OBという品質に加えて、当法人の徹底した調査と確認を前提として「この申請に間違いありません」と添付する事で、税務調査は実に1%未満となっております。これは全国平均の25%と比較すると圧倒的な実績となります。

当法人では、相続税申告のお手伝いをさせていただく方の大半(累計実績99%)の方に対して、書面添付制度を使って申告をさせていただいております。これによって、万が一のときにも追徴課税が通常に申告するよりも、安く抑える事ができます。専門家としてお手伝いさせていただくからには、プロフェッショナルとしての品質で必ずお役に立ちます。

5:お客様の状況に合わせて親身に対応します!

私たちの強みは、お客様ファーストで対応する事にあります。「申告期限に間に合わせたい」「納税資金が足りないので相談にのって欲しい」「出来るだけ適正に不動産評価を下げて欲しい」「将来、税務署につつかれないようにして欲しい」「…という事情があるので、報酬の調整を相談させて欲しい」「一番、税金が安くなる遺産分割の方法と、割合を教えて欲しい」など、お客様のご要望は様々です。

私たちは頭のかたい税理士法人ではありません。お客様ファーストの発想で、出来るだけお客様のお役に立てるよう、コーディネートをさせていただきます。

ランドマーク税理士法人 テレビCM

運営法人のランドマーク税理士法人のテーマソングと、突然現れる税理士に釘付け!!一度見たらクセになる!?是非ご覧ください。

【畑篇 30秒】

【住宅街篇 30秒】

東京・神奈川・埼玉・千葉の15拠点で無料相談
まずはフリーダイヤルでお問い合わせください。

フリーダイアル

(平 日)9時00分~18時00分 (土 曜)9時00分~18時00分
(日・祝)10時00分~17時00分 ※一部例外日あり

相続税申告が必要か分からない方でも無料相談!

相続税申告相談プラザでは、 相続税がかかるのか分からない場合でも初回の無料相談から 対応させていただきます。

  • 不動産の評価、金融資産の評価が分からない。
  • 相続税がかからないと思うが、 ギリギリなので確認しておきたい。
  • 相続税の知識がなく、 相談していいかも迷っている。